TRAVELLER宇宙の歴史とその魅力


Travellerシリーズの歴史は、現代の地球の歴史から続いている未来世界です。
この広大な宇宙国家の、時の流れを想像させる壮大な歴史、SFだというのにリアリティ溢れる背景に魅了された人も多いのではないでしょうか?
そうです、トラベラーは、歴史や世界背景が非常に重要な要素を占めるのです。
知れば知るほどゲームに嵌ってしまう「トラベラー宇宙の歴史」とは、一体どんなものなのでしょうか。
このページで、その魅力をほんの少しでも感じていただければ嬉しい限りです。
ここで「歴史」を年表にして記述しても良いのですが、それはゲームのマニュアルを見てもらうことにして、ここでは年表以外のことも含めた、全体的な歴史の流れを語ることにしましょう。


人類の曙

西暦2000年代。
地球は、宇宙開発の時代に入りましたが、それは国家同士の争いを宇宙空間までにエスカレートしたに過ぎませんでした。
各国家は宇宙の利権を争い、時には宇宙戦闘にまで発展することさえありました。
そんな中、西暦2087年、人類初のジャンプ航行可能な恒星間宇宙船が、太陽系を離れて宇宙探検に出かけました。
そして、2年後に帰還した彼らのもたらしたものは、そんな国家間の争いを全て吹き飛ばすに足る、思いもよらぬことだったのです。
そこで彼らが見たものは、なんと、地球外国家である「ヴィラニ大帝国」の前線基地だったのです。

最初の恒星間戦争

この銀河に恒星間国家が存在する事実に対して、地球が一つにまとまるのには、あまり時間を要しませんでした。
地球は「地球連合」の名のもとに結集し、それに先立つ西暦2110年、ヴィラニ帝国との間に恒星間戦争が勃発しました。
本来なら、地球のような宇宙のゴミと銀河帝国との戦いの勝敗は明らかだったでしょうが、時代は地球に味方したのです。
すなわち、ヴィラニ帝国は、その版図が限界を超えて拡張し、帝国中央と辺境との間で十分な情報交換ができなかったのです。
トラベラー宇宙では、「恒星間通信」というものは存在しません。最も早い通信手段は、高速宇宙船による直接的な連絡なのです。
もはや、ヴィラニ帝国では、帝国中心部から地球付近に指令が届くのに、2年近くもの時間が必要になっていたのです。
そしてもう一つ、ヴィラニ帝国は、当然のごとく辺境の原始国家である地球を軽視し、皇帝はほとんど艦隊らしい艦隊を送ることをなかったのも、この時期に地球が存続することができた大きな要因でしょう。
ヴィラニ帝国ソロマニ宙域首都「ガッシッダ」の総督は、手持ちの脆弱な辺境軍で戦うしかなかったのです。
しかし、地球軍もヴィラニ帝国に対して優位を保つこともできず、こうして地球とヴィラニ帝国の間の戦いは、幾多の戦いと和平とを200年以上も繰り返すことになったのです。

第二帝国の誕生

その時代、歴史は既に、ヴィラニ帝国を不要なものとしていたのかもしれません。
ヴィラニ帝国の根底的な衰退と内部崩壊に反比例して地球連合の勢いは増し、西暦2299年、時の地球連合海軍総司令ヒロシ・エイスティダリビャは、最後の激戦「n番目の恒星間戦争」に勝利し、ついに、ヴィラニ帝国主星ヴラントに到達したのです。
こうして「人類の支配」と呼ばれる「第二帝国」は誕生したのです。

暗黒時代の始まり

しかし、第二帝国の寿命はそう長いものではありませんでした。
もともと欠陥のあるヴィラニ帝国のシステムを受け継がざるを得なかった第二帝国は、当初は発展を遂げましたが、400年余りでその寿命を終えます。
しかし、この間に地球出身の人類は宇宙に広がり、ソロマニ人として主要種族として認知されるには十分でした。
とにもかくにも、西暦2742年には、第二帝国主星ハブ・エルシャーは、恒星間国家として帝国を維持していく力を失っていたのです。
そして、強大な力を持った国家の消滅はその秩序を失い、さらに外敵国家はその無法地帯へと進入してきたのです。

シリア連合から第三帝国へ

そのような暗黒時代は西暦4500年あたりまで続いていきました。
その間、小さな国家の誕生と消滅を繰り返し、あらゆる外部からの侵入者は元の帝国領内に植民地を築きました。
しかし、そんな中で、少しずつ力を蓄えていった国家が無かったわけではありません。
その一つが「シリア連合」でした。
元々経済国家として発展していったシリア連合は、通商と外交によって周囲の世界を取り込んでいき、そして西暦4488年、当時の実質的な連合の支配者クレオン・ズナスツは、その手腕による一気の領土拡大を行いました。
西暦4518年、または帝国暦0年、シリア連合は第二帝国の正当な後継者を名乗り、クレオン・ズナスツは帝国初代皇帝として即位し、こうして第三帝国は誕生したのです。

銀河の黄金時代

それから1000年以上の間、概要として銀河はこれまでにない発展を遂げました。
第三帝国の版図は、ヴィラニ帝国や第二帝国をも凌ぐ規模となり、銀河裂溝をも越えてスピンワードマーチ宙域にも達しようとしています。
しかし、その間帝国が全く平和だったわけではあちません。
いくつか、それらの危機や出来事をトピックとして列挙することにしましょう。

トピック1 〜宥和作戦
帝国の初期の行われた、領土拡大の侵略戦争です。
これにより帝国は、元の第二帝国の領土を、半ば強制的に帰属させていったのです。

トピック2 〜ヴァルグル戦役
宥和作戦終了からそう経たないころ、領土拡大を続けていた帝国と、元の第二帝国領内に植民地を築いていたヴァルグル連合との衝突は避けられないものだったのでしょう。
結局、無数の小競り合いや戦争の繰り返しの結果、帝国はコリドー宙域・デネブ宙域をその手中に収めることができたのです。

トピック3 〜辺境戦争
スピンワードマーチ宙域へとその版図を広げた帝国の前に、強力な国家「ゾダーン連盟」が立ちはだかります。
帝国と全く文化の違うゾダーン連盟との戦いは、激しく厳しいものでした。
彼らは、時にはヴァルグル連合と手を組んで帝国を苦しめ、その戦争は、帝国暦589年に始まった「第1次辺境戦争」から、帝国暦1110年に終結した「第5次辺境戦争」まで5回に及んでいます。
このゾダーン連盟の出現で、帝国の版図拡大にもいよいよ終焉のときが訪れたのです。

トピック4 〜内乱
第1次辺境戦争に勝利した、時のスピンワードマーチ宙域海軍大提督オラヴ・ホールト・プランクウェルは、キャピタルに凱旋し、その場で皇帝ジャクリーン1世を殺害したのです。
オラヴは自ら皇帝を名乗り、こうして内乱の時代を迎えたのです。
そして、権力争いは連鎖反応を引き起こし、更なる暗殺や帝国各地での小競り合いを繰り返し、18年間で17人の皇帝が誕生しては消えていきました。
そして、帝国混乱の隙を見て攻め込んできた、ゾダーンとヴァルグルの「外世界同盟」は、帝国内部に侵攻を開始しました。
この第2時辺境戦争の危機に、その時のスピンワードマーチ宙域海軍大提督アルベラトラは、各地から艦隊を集めて立ち向かいこれを撃破、そしてオラヴと全く同じように、その足で帝国主星キャピタルに侵攻し、皇帝グスタフの艦隊を撃破したのです。
しかし、アルベラトラは、他の者のように自ら皇帝の地位には就かず、摂政としてジャクリーン1世の血を引く後継者を探したのです。
そして、彼女は帝国の安定と皇室会議との支持を得、7年後、皇室会議の薦めにより皇帝の地位に就きました。

トピック5 〜ソロマニ戦争
これは、少し宗教的な要素が入った争いということができるでしょう。
人類発祥の地がどこかという謎は、いまだに明かされていません。
ソロマニ人、ヴィラニ人、ゾダーン人等、同じヒューマノイドが複数の惑星で独自の発展を遂げてきましたが、これらが元は一つの星の種族だったというのは確かな事実なのでしょう。
何らかの理由により「太古種族」が彼らを複数の惑星に運んでいったというのも確かなことなのかもしれません。
テラ(地球)を中心とする地域は、この人類発祥の地がテラだという説を強力に押し出し、ソロマニ人こそが宇宙で最も優秀なる人類であるという思想を広めていきました。
そして帝国暦871年、彼らはソロマニ連合としての独立を宣言したのです。
この後、ソロマニ連合はすぐに帝国に再統合されましたが、この争いは、帝国暦1002年に帝国艦隊がテラを占領するまでの間続き、この思想自体は未だに生き残っているのです。

帝国分裂

帝国暦1116年、帝国皇帝ストレフォンは、イレリシュ宙域大公デュリナーにより暗殺されました。
この時、デュリナーは帝国を完全に手中に収めることはできず、後継者争いは帝国を崩壊の危機にさらしているのです。
帝国暦1117年(西暦5635年)現在の主要な国内勢力は次のようになっています。


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