ジョン・デンバーから
いずれ訪れるであろう者に宛てた手紙
拝啓
この手紙が貴殿に読まれた時のことを考えると、それは非常な幸運に思えるが、それと同時に、心のどこかで大きな不安なようなものも感じられている。
小生はジョン・デンバーという考古学者(いや、元考古学者というべきかもしれない)で、本来は考古学遺跡の調査と解明を、その主な仕事としている者である。いや、この際小生が何者であるかなどどうでもよいことであろう。
それよりも、まずこの手紙に小生が書き残さねばならぬことは、貴殿に対する遺言である。
この手紙を読んだ貴殿には、遺言として次のことを行ってほしい。
くれぐれも言っておくが、以上の3点は必ず行ってくれたまえ。そうでないと、貴殿の生命はおろか、この世界は想像を絶する大きな災いに襲われるであろう。
これらのことを行ったならば、その他のこの屋敷にあるものは、全て貴殿に相続する。左側の物入れの中に少々の金品があるので、それも謝礼として受け取ってほしい。
さて次に、私がこうして文字を書き続けられる限り、これまでの出来事を記しておくことにしよう。
小生がこのスコットランドの地に来たのは10年程前のことで、全くの偶然に見つけたある文献を解読したのがきっかけである。
その文献は大変古いもので、古いラテン語で書かれた・・・
いや、もう小生には時間が残されていないようだ。
もう、奴らの足音がすぐそこまで・・・
(この手紙はここで終わっている。)
(C)1999, Outrunders Japan